乗り物天国のブログ

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超音速機 コンコルド 復活のチャンス? #乗り天

実は来週、わたくし誕生日なのですが、この前事前にブログでみんなプレゼントを乗り天オフィスに送りまくれ!!と、お願いしました。

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まだ遅くないです。

 

ちなみに「嵐の前の静けさ」とでも言うのでしょうか?

まだAmazonの箱は1箱も届いていません。

 

妙だなぁ...

 

こんにちは。乗り物天国代表です。

 

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さて、今日も飛行機ネタなのですが今回はその中でも「超音速機」について乗り天が持論を展開します。まず、超音速機とは何なのか?

それではどうぞ最後までお付き合い下さい。

 

コンコルドをご存知だろうか?

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量産機としては1973年にエールフランスが、1974年にブリティッシュエアウェイズが音速を超える約マッハ2と言う速度で巡航していた英・仏が共同で開発した「超音速旅客機」です。

 

1976年には製造中止が決定されました。

 

あたかもその時代を知っているかのような口ぶりですが、代表が生まれる前のお話です。

 

2003年までは飛んでいたので「コンコルド」と言う名前ぐらいは飛行機好きでなくとも記憶にある方も多いと思います。

 

Schuco Aviation コンコルド エールフランス航空 1/250スケール 403551652

 

誰かが急いでる時「マッハで行くわ〜」なんて聞く事ありません?

マッハと言う言葉ぐらいは誰でも知っている事だと思いますがこの「マッハ」と言う物は時速何キロを表すのか。

 

これを正確に説明し説明し出すとキリがないので、ここで言うマッハ2とは大体2,000km/hを超えるスピードだと思って下さい。

(通常の旅客機はマッハにすると0.8程度、つまり音速を超えない程度)

 

コンコルドはニューヨーク-ロンドン間の約5,500kmをわずか3時間足らずで飛行していました。

 

日本に置き換えると、

 

東京-シンガポール間が約5,300km

東京-ホノルル間が約6,200kmです。

 

条件にもよるでしょうが、シンガポールやハワイ・ホノルルまで3時間前後でフライト出来ると考えればその速さがお分かりいただけるでしょう。

 

乗り物は速くなる。

 

通常乗り物と言うのは目的地に早く到着するようにどんどん乗り物の性能が向上しスピードが上がったり、それに伴いスピードを落とさなくても曲がり切れるように道路やレールが改良されたりします。

 

例えば車。

高速道路も新東名や東北道で最高速度が120km/hに引き上げられたのは記憶に新しいと思います。

 

東海道新幹線

東海道新幹線は新型車両の導入により東京〜新大阪間の時間短縮に何度も成功しています。

現在の東海道新幹線内の最高速度は営業速度で285km/hに変わりはありません。

 

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さらには、将来的にリニア中央新幹線や東北・北海道新幹線の新型車両ALFA-Xなどの登場でますます陸路の高速化は激しさを増しそうです。

 

新幹線E956系(ALFA-X)は360km/hの営業速度で、L0系リニア中央新幹線は500km/hの営業速度でそれぞれ予定されています。

 

トミカ No.125 超電導リニア L0系

しかし、飛行機はどうでしょうか。

 

飛行機の飛行時間にはこんな話があります。

 

日本からニューヨークまでの直行便は約13時間かかりますが、その飛行時間は昔も今も変わっていません。

 

新しい機体が出てきてもニューヨークまでの所要時間は伸びずとも縮まないです。約13時間です。

 

せっかくコンコルドのような超音速機があったにも関わらず、どんどんスピードを上げて早く目的地に着くようにならなかったのでしょうか?

 

それにはコンコルドが引退して行った理由を見て行くとよくわかります。

 

コンコルドの抱えた問題

 

・輸送力問題

 

座席数が極端に少なく全席ファーストクラスより高い。

 

コンコルドの座席数は100名と限られているたので、現在ナローボディの小型機として世界中で運用されているA320B737よりも少ない事になる。

 

速くても輸送力が極めて低い。

 

・燃料問題

 

燃費が悪く長距離を飛ぶことに向いていない。

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最大航続距離が7,229km

先程言った東京-ハワイまでの距離が6,200km

距離だけであれば足りる計算だが、飛行機は通常何かあった時の為に余分に燃料を搭載して飛行する。

 

つまり、燃料を満タンにしても東京-ハワイに飛べるかどうかは難しいところ。

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そう言った意味で短距離線に限られた運用になるので、乗客のニーズを満たす路線での運用が難しい点がある。

 

・空港問題

 

長い滑走路が必要。

 

機種や重量、条件にも左右されるが、通常離陸速度は速くても280km/h

着陸速度は約200km/h前後

 

それに対してコンコルド

離陸速度400km/h

着陸速度は約300km/h

と、言う事は速度を上げる、または速度落とすのに必要な長い滑走路を必要とする。

 

その為、コンコルドが離着陸出来る空港は限られていた。

 

・騒音問題

 

色々とうるさい。

 

エンジン音がうるさいと言う、うるせぇ人がいた。

 

環境に悪いと言う、うるせぇ人がいた。

 

実際、騒音問題・環境問題は超音速機にとって大きなテーマです。

 

ソニックブーム問題

 

これも騒音問題でもあります。

 

音速を楽に超えて飛行するコンコルドからはソニックブームが発生します。

 

そもそもソニックブームとは、超音速で飛行した場合その機体から衝撃波が出ます。

 

その衝撃波が空気を圧縮して地上に届く頃には非常に大きな音(爆発音)となります。

逆に衝撃波の発生源である機体の機内ではそのような音は聞こえません。

 

地上に居ると爆発音が聞こえて何かと思い空を見上げても機体はとっくに遥か彼方を飛んでいるので「謎の爆発音」とされがちです。

 

この為、コンコルドは衝撃波が他の航空機に影響を与えないよう、あるいは地上に到達するまでになるべく衝撃波が減衰するよう、通常よりも倍程度の高度5.5万フィート〜6万フィート(1万6000m〜1万8000m)と非常に高い高度を飛行していました。

この高度はなんと「成層圏を飛行していたのです。

 

成層圏を別の表現で言うと、皆さんご存知地球のオゾン層のあるところです。

 

当初ここまでの高い高度を飛べば衝撃的は減衰して地上に影響は無いと考えられていましたが、それが大間違いでそれでも地上でソニックブームの影響があったため、このソニックブームの問題からアメリカ等の国々では超音速飛行を海上でしか認めないとしました。

 

ソニックブームの説明が雑過ぎてイメージ出来ない人は、格闘ゲーム、 『ストリートファイター』のガイルが出すあれだと思って下さい。←

 

ストリートファイターⅡ カードダス 9 GUILE ソニックブーム

Storm Collectibles 1: 12 ガイル ストリートファイター

このようにコンコルドに限らず地球を超音速で飛行する物体、戦闘機・スペースシャトル・隕石等には音速の壁と言う問題が必ず付き纏うのです。

  

これに加え当時のオイルショック・高コスト問題・事故・アメリカ9.11同時多発テロでの航空需要の落ち込み等が重なり、2003年に夢の超音速機コンコルドは多くのファンが居たにも関わらず無情にも失敗作とされその姿を消しました。

 

ここまでイイとこ無しの超音速機。

 

実は後にも先にもコンコルドは冒頭で言った2社しか保有していませんでした。

 

しかし、各社から100機を超えるオーダーがあり日本ではJALも例外ではなくコンコルドをオーダーしていた事実があります。 

 

しかし、上記のような理由から続々と発注のキャンセルが相次ぎ、量産機としてはエールフランスとブリティッシュエアウェイズ向けに僅か16機しか製造されなかったのです。

 

今こそ超音速機。

 

コロナで様々な新しい生活様式が生まれています。

 

その代表格にソーシャルディスタンス。

 

LCC等はシートピッチ(座席の間隔)を詰めて1度に沢山人が乗れるよう工夫されています。

 

もちろんビジネスクラスのような席は設けず輸送力を重視します。

 

その結果乗客は安い料金で移動が出来ると言うメリットがあります。

 

まさに「座席の間隔を空けて座るようご協力をお願いします」

のようなソーシャルディスタンスとは真逆の発想です。

 

新幹線で言うとGWにお盆、年末年始などは指定席が取れればラッキー。

乗車率は100%以上、つまり座る席など1席も空いていない状態。

 

それでも自由席は立ち乗りでぎゅうぎゅう詰めになります。

 

帰省される方々はさぞかし大変でしょうが、輸送する側は大喜びですよね。

 

同じ1回の運行でも収益がまるで違いますから。

商売としてはもっとも稼ぎ時です。

 

飛行機では立ち乗りと言う事は現実的に難しいと思います。

 

しかしこの先、大量輸送のような方式が社会から敬遠されるようであれば、輸送する各航空会社は座席を広くし、数を減らして販売するしかありません。

 

すると当然収益を確保する為には1席の価格を上げ利益率を上げるしか生き残る方法はありせん。

 

そう。客単価の高いビジネスクラス・ファーストクラスのような状態です。

 

それであれば初めから割り切ってエコノミークラスなど用意せず、全席ファーストクラスのシートと相応のサービスを用意してしまえばいいのです。

 

庶民を10人運ぶなら、1人の富裕層に10倍またはそれ以上の価格で乗ってもらおうと言う事です。

 

すると、庶民は飛行機に乗る事が経済的にキツイ状態となり飛行機は富裕層が乗る乗り物。と言う構図になりますよね。

 

コンコルドの再来です。

 

これこそがコンコルドが失敗した原因でもありますが、だからこそ超音速機が復活するならば、チャンスは今しかないんです。

 

超音速機の今。

 

超音速機の開発は日々進んでいます。

 

技術が日々進歩しているとは言えソニックブーム等の自然現象は時代が解決してくれる問題ではないので、いつの時代もなくす事は出来ません。

 

しかし技術の進歩によって「軽減」させる事は出来るかもしれません。

 

実は宇宙のイメージが強いJAXAも長年超音速機の研究開発に力を入れています。

www.norimonotengoku.com

 

戦闘機では楽に音速を超えますが、戦闘機は騒音や燃費などは一切考えていません。

 

民間機とは全く用途が違うので運動性能を重視して文字通り戦闘を想定しているのでそれでいいのです。

 

ロケットやスペースシャトルも同様で目的が違います。

 

ところが民間機では空力を考えなるべく燃費を良くしたり、機体の形状を工夫してソニックブームを軽減させたりする事がテーマであり、日々そう言った研究が行われています。

 

つまり、民間機は人を運び収益を上げる事が目的だからです。

 

それを誰がやるのか?

 

やはり悪く言うと超音速機には過去に失敗例しか無いので「超音速機を導入しよう」

と、自信を持って手を挙げる航空会社はなかなか無いと思います。

 

しかし、何かのキッカケでひとたび時代が許せば、後は超音速機時代に突入してもおかしくはありません。

 

ピンチはチャンスと言いますが、まさにそのキッカケは今しかないです。

 

またいつでも自由に世界中どこにでも行ける日が戻れば、超音速機は忘れられる事でしょう。

 

もちろん世界が正常に戻るのを望みますが、それと同時に新しい空の世界、新しい航空業界を見てみたい気もしませんか?

 

今回のお話が実現するかしないかは別として「超音速機時代」なんて聞いたら夢があるじゃないですか。 

時代

時代

  • provided courtesy of iTunes

 

騒音問題・環境問題等全てをクリアして、たかだか羽田都心ルートでギャーギャーと騒ぐ自分達が1番迷惑でうるせぇ事に気が付かない人々も「ぐうの音も出ない」ようにしてさ。

 

ところで、あの人達は絶対飛行機や乗り物には乗らないのかね??一生この島国の中だけで生きてるのかね??

 

とか言ったら怒られるか。

 

ま、考え方は人それぞれ。

否定はしません。

それはその人の考え、これは乗り天の考え方。

 

皆さんは超音速機どう思いますか?

 

乗り天としてはプロペラ機、ジェット機、小型機、大型機、飛行機好き、うるせぇ奴らetc...共存出来るのが1番良いと考えます。

 

生産するメーカー、運用する航空会社、利用する搭乗客、みんなにメリットになれば最高だよね。

 

ここに超音速機と言う選択肢も入ったらさらにいいんだけどなぁ。

なんて、考えてたら世界中の会いたい人に会い時にすぐ会いに行けるから、なかなか会えなくてたまに会えるぐらいが1番いい距離なのかもね。

 

人と人ってーのはさ!!

 

 

 

って事で今日のまとめー!!

 

超音速機が昔飛んでいた

 

超音速機は失敗に終わった

 

超音速機の復活は今しかない

 

超音速機は終わってない

 

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