乗り物天国のブログ

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電動キックボード法改正で免許不要 原チャリという言葉はなくなるのか。 #乗り天

モータースポーツ人生の入り口は50ccのバイクでした。膝すり、ウイリー得意でした。

 

こんにちは。乗り物天国代表です。

 

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怒ってます

 

まずはずっと黙って見守っていたが、いよいよ電動キックボードに文句を垂れたい。

 

16歳以上であれば免許不要。

自転車と同等のルールで乗れる。

ヘルメット着用努力義務。

 

バカか。

 

チャリのルールもロクに守れない奴らに、安全に電動キックボードが乗れるわけがないのに。

 

目黒・渋谷あたりで先行して実証実験されていて車乗るたびに見てたけど、危なくてしょうがない。本当に。

 

揃いも揃って当たり前かのように

 

歩道爆走。逆走。信号無視。

こんなの日常茶飯事。

 

そしてなんと

 

氷結手に持って乗ってる奴も見た。

 

ゴミ拾いした空き缶だったと願いたい。

 

少なくとも都心のような人の多いところで走らせるのはとても危険だと感じます。

 

以前、ものは試しと波照間島を観光する際に電動キックボードをレンタルして乗ったことがありますが、本当に信号もなく1本道しかない、そもそも人がいない。

 

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そんなようなところなら排気ガスも出なくて、騒音も少なく綺麗な島の環境保護の観点からも相性がいいのではないかと感じました。

 

使い方と場所を間違えなければ電動キックボードは便利でなにも悪ではないのです。

 

この当時電動キックボードのルールは完全に原付です。

ナンバーもついていてヘルメットも着用です。

 

従来であれば原チャリをレンタルしているところでした。

 

海外に目を向けると電動キックボードを公道で走らせてみたものの、やはり事故が多く危険なので規制を検討している国もある中、日本はこれから規制緩和しようとしてるんだから不思議です。

 

電動キックボードが走るための専用の道が整備されている国だってあるんです。

 

日本は自転車ですら曖昧で、ここ数年で自転車レーンとされるものが道路にペイントされていますが車のドライバーからすると余計危ないように思う方が多いのではないでしょうか。

 

そういう気持ちもわからず自分勝手に乗る奴が多いから無謀な運転が増え事故るのだと思います。

 

呆れてものが言えない。

 

何人の人々が事故って死に、何人の人々が理不尽に加害者になり一生を棒に振るだろう。

 

つまり、いくらキックボード側が突然飛び出してきてもそれを轢けば車が悪くなる法律だから、車しか運転しない人も関係のない話ではないわけで。

 

歩道を歩いてたってルールも分からず乗ってる奴に急に轢かれるかもしれない。

もらい事故ってやつです。

 

全部が全部それとはいいませんが、マナーの悪い悪質な暴走ウーバーは車に轢かれても自分で責任取れと思います。

 

電動キックボードに乗った無免許の16歳に轢かれたとして、しっかり相手は自分で責任取ってくれるのでしょうか?

 

怪我をしている場合救護してくれるでしょうか?

 

誰がそれを教えるのでしょうか。

 

義務教育の間にキックボードの授業を組み込むという話は聞きません。

 

冒頭からいうように、チャリですらルールを守れずまともに乗れねぇ奴が我が物顔で暴走しているから「チャリを免許制度にしろ」などという声が上がるのも現実的ではなくとも頷けます。

 

とにかくそんな事は一切お構いなしでこの規制緩和はありえない。

 

そこまでして電動キックボードを普及させようとするメリットはあるのでしょうか。

甚だ疑問です。

 

利権でしかないと思います。

 

規制緩和・新区分

 

そんな特定小型原動機付自転車の法改正が2023年7月1日にされます。

 

今まで免許が必要な原付扱いだった電動キックボードなどが、自転車並みに緩和されます。

 

特定小型原動機付自転車(特定小型原付)という区分です。

 

16歳以上であれば免許不要・ヘルメットは努力義務。

 

時速20km/h以下で車道や自転車レーン、路側帯を走る。

 

時速6km/h以下の歩道走行モードに切り替えれば歩道も走れる。

 

今回のブログの本題は『原チャリがなくなる』

というテーマですが、実はこの電動キックボードは(一応)原付のナンバーがついています。

 

キックボードの話はこのぐらいにしておいて、乗る人も乗らない人も皆さんくれぐれも気をつけていただくとして、ここからはどうして原付がなくなるのかを説明します。

 

 

原付は日本独特の規格

 

排気量50cc未満というのは日本独特の規格で、排気量で区分する日本の免許制度もあって、16歳から原動機付自転車の免許を取ればいわゆる「原チャ」・「原チャリ」・「ミニバイク」と呼ばれる小さな白ナンバーが着いたバイクなどに乗ることができます。

 

普通自動車の免許を持っている人は原付の免許も自動的に持っていることになっています。

 

50cc以上は小型自動二輪(黄色・ピンクナンバー)

125cc以上は中型自動二輪白ナンバー

400cc以上は大型自動二輪(緑ふちのついた白ナンバー

 

このようにバイクといってもそれぞれ免許が必要です。

大は小を兼ねますので、例えば大型自動二輪を持ってればもちろん原チャリも中型も運転できます。

 

要するに日本では乗るバイクの排気量で必要な免許が変わるというのがポイントです。

 

ところが、海外に目を向けると「バイク」の免許一種類を持ってれば運転ができたり、バイクの「重さ」で免許を区分しているパターンが多いです。

 

ですからよくある話として、中型自動二輪の免許しか持っていないはずの人が国際免許を取ると国によっては合法的に大型バイクに乗れたというエピソードです。

 

これは排気量で括らず、バイクの免許の有無で考えているから起こる現象です。

 

全ての国を見て調べて回ったわけではないので、全てがそうだとは言い切れませんが、少なくとも「原チャリの免許」というのは聞いたことがありません。

 

いままでは、原付の需要がたくさんあり、新聞配達のバイクや郵便局のバイクなども原付でした。

 

原付は2人乗りができませんから、シートも1人用です。

 

しかし、例えばイタリアに行くとバイクは2人乗りOKなので、原付に2人乗りできちゃいます。(イタリアにも50ccのバイクを作るメーカーがある)

 

ヨーロッパはさておき、アジア・東南アジアを走るバイクはほとんどが日本や台湾のメーカーのものです。各メーカー製造国はタイなど様々です。

 

先日台湾に行きました。

台湾メーカーだけでなく、日本のメーカーのバイクもよく見かけます。

逆に日本でも台湾メーカーのバイクをよく見かけます。

 

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スクーター天国の台湾。

 

原付2種が大人気

 

2人乗りができて比較的車格の大きな125ccクラスが人気です。

パワーもあるので幹線道路などの速い流れにもスイスイと乗れます。

 

日本でもコロナ禍以降、バイク通勤する人が増え、原付は30km/hの制限速度があったり、2段階右折をしなくてはならなかったり、原則1番左の車線を走るといった独特のルールがあります。

 

こういった制限がないのが小型自動二輪(125cc未満)です。

 

ほとんど車と同じようなルールで走れます。

唯一NGがあるとすれば日本では高速道路に乗れないことぐらいです。

 

原付2種と呼ばれ税金が安いです。

 

車を持ってる方ならわざわざバイクの任意保険に入らなくても、車の任意保険契約に「原付特約」などと呼ばれる契約をしておけば車の契約に特約として付帯します。

 

つまり任意の保険料も安いです。

 

そして燃費も良いのでガソリン代も安く、何よりも小さなサイズで取り回しが良いので、「通勤快速」などと呼ばれることもあり、これらが原付2種(125cc未満)バイクの人気の理由です。

 

メーカーは原付2種を開発すると、国内でも販売できるし、輸出する際にもアジアのバイク市場にピッタリなのです。

 

ところが、50ccの原付(1種)を作ると国内販売しかできず、台数も売れません。

 

せっかく開発費をかけてもメーカーは元が取れなくなってしまいます。

 

それに追い打ちをかけるように年々厳しくなる排ガス規制をいよいよクリアできなくなりそうなのです。

莫大なコストをかけて新基準の対策をしていては、最終的な販売価格も上がってしまいユーザーは気軽に変えなくなってしまいます。

 

50ccやめてグローバルスタンダードにしよう!

となるのもメーカーとしては必然です。

 

これまでのメーカーと国と警察とのやりとりを簡単に説明します。

 

原付が排ガス規制で作りにくく、作っても国内向けにしか販売できず台数が見込めない上に原付自体の国内需要が落ちてきた。

 

そこでバイクメーカー各社は、

 

「車の免許で(原チャリの免許で)125ccクラスまで乗れるようにしてくれ!」

 

と要望を出しました。

 

つまり、車の免許についてくる原付の免許の範囲を小型自動二輪までOKとしないか?という提案です。

 

しかしこの案は通らず、従来通りの免許は必要となりました。

 

そこでさらにバイクメーカー各社は考え、

 

「サイズは小型自動二輪と同サイズ・どう排気量だけど、エンジン出力(馬力)を意図的に落として原付相当にしたらいいか?」

 

と提案しました。

 

それならば輸出向けや国内で免許持ちの人向けに売る場合にはパワーを出して、そのまま小型自動二輪として販売ができるし、原付として売る場合にはボディサイズやエンジン排気量などは一切変えずパワーダウンだけして販売すれば開発コストも安く済みます。

 

要は同じ車種、同じ排気量だけどグレード違いとして売ろうという話です。

 

警察は取締りの時に紛らわしいので渋い顔らしいですが。

 

この話は現実的に近い将来始まりますので、こうなると今までのような小さなスクーター「ミニバイク」いわゆる「原チャリ」ってのは無くなってしまうわけです。

 

厳密には原付はなくなりはしないのですが、

原付1種と原付2種の見た目的な違いはなくなり、同一車種で原付1種と原付2種の両方に対応させようということ。

 

つまり、今原付の免許しか持ってない人でも今後発売される125cc相当の大きさのバイクに乗ることはできるけど、ルールは何も変わらないから2人乗りはできないし2段階右折や30km/hルールは健在なので要注意。

 

サイズは大きくなるけどパワーは原付相当まで下げられているので、デメリットは取り回しが悪くなったり駐輪スペースを取るのに苦労するかも。

メリットはメットインが広くなるとか安定した走行が期待できるとかそのあたりが思いつくところです。

 

そして不正に改造してパワーを引き出すことはできないのかと考えています。

または免許を取ったなどの理由で同じ車体を合法的に原付2種化できるのかなぁとも考えています。

 

ガソリン車もみるみる少なくなくなり電動バイクなどがすでに増えてきています。

 

バイクの業界も過渡期に来ているようです。

 

EVバイクについてはまた機会があればお話しします。

 

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