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人は誰しも【端っこ】に身を寄せたくなるものだ。
異論は…認めない。
ガラガラに空いた電車の座席に座る時どこに座るか。
端である。
レストランで案内された席がどこだったら嬉しいか。
端である。
特に深い理由はなくとも、「端っこ」というだけでその価値は不思議と高く魅力的なのです。
そして、それはロマンなのです。
今回は日本の東西南北全ての最端の地、つまり日本の端っこを制覇したので感想と共にご紹介します。
まず日本の最端を語る上で非常に難しいのは次のような注釈がつく場合が多いということです。
「民間人が合法的かつ自由に行ける日本の最端の地」
これは乗り天なりの表現であって、正式な表現またはその他様々な表現もあると思いますが、その一部としてこのような表現も当てはまる思います。
なぜ合法だとか自由だとかそういった話になるのか説明します。
例えば、本当の日本の最東端はどこかと問われれば、東京都小笠原村に属する南鳥島です。
しかし、南鳥島には自衛隊や気象庁などの人員が常在していて、上陸できるのはそのような正当な理由がある者に限られます。
違法に上陸するなら話は別ですが、南鳥島へ自由に往来することは民間人では難しいわけです。
当然観光で南鳥島に行くことはできません。
だから「民間人が合法的に…」などと前置きがあった上で最端の地といわれる場所があるのです。
あくまでも今回は「民間人が合法的かつ自由に行ける日本の最端の地」を制覇したご報告と各地の感想などをご紹介をします。
それでは、まずご紹介するのは…
日本最東端
納沙布岬(北海道根室市)
そのジャンルには詳しくないので、適当なことはあまりいえませんが、下の写真にある地面に打ち込まれている赤い頭をした物は恐らく何かしらの境界杭でしょう。
写っていませんが柵があるので、杭の近くまでは立ち入れませんので、確認はできませんでした。
故に、ここが民間人が自由に行ける日本で1番東。
まさに最東端に立っています。
ちなみにこの写真を拡大するとうっすら島が見えませんか?
それは後ほど説明します。
日本最端ランキングをつけるとしたら第4位です。
土地柄は大変地味です。
最端の地に派手さや観光地化を求めているわけではないですが、最端の地として特別なものではなかったです。
しかし、目と鼻の先には北方領土の歯舞群島があり、それを思うと様々な感情が込み上げ、なんとも表せない切なさ・やるせなさのようなものが込み上げてきました。
地味と言えど最低限の展示物(案内)の地図などがあり、北方四島について特に熱心です。
「歯舞」と聞くと離島を思い浮かべる方も多いと思いますが、歯舞という名は北海道本島にも「北海道根室市歯舞」として使用されていて、例えば「歯舞郵便局」などが存在します。
なので道路の案内標識にもこのように歯舞とあるわけです。
右折してもいわゆる北方領土に民間人が着いてしまうわけではないのでご安心を。
さて、歯舞群島に含まれる島の中で、納沙布岬から1番近い貝殻島まではたった3.7kmです。
この島は無人ですが、ロシアが実効支配する日本の領土となっています。
さらに、水晶島までは7.0kmなのですが、こちらは定住こそしてないものの、ロシアの国境軍や水産関係社員などが交代で常駐しているようです。
つまり、7キロ先には日本が自国の領土だと主張しているにも関わらず、ロシアに実行してしまっている現実があるわけです。
とても遠い3キロに感じました。
そう、先ほど写真に写っていたのは歯舞群島の島なのです。
スマホのカメラでも写ってしまうぐらいだから、カメラガチ勢が望遠レンズ持ってったらよく写るでしょうね。
ニュースなどでよく見聞きする北方領土問題ですが、実際にその最前線まで行ってみて感じることはたくさんあります。
領土問題は複雑で繊細な問題ですが、毅然とした態度かつ平和的に解決してほしいものですね。
本日の記事には日本最端ということで、地政学的にどうしても領土問題が多く出てきます。
では、次もランキングをつけましょう。
第3位は…
日本最南端
波照間島・高那崎(沖縄県八重山郡竹富町)
立派な平和の碑と、控えめな日本最南端の碑がそれぞれあります。
がっ…!!
石碑の先に100m程でしょうか、ゴツゴツとした岩の陸がまだまだ南に続いているではありませんか!しかも立ち入りは禁止されていません。
文字通りまさに「崖っぷち」まで行けてしまう上に、足場は悪く、高波が来たら飲み込まれてしまうでしょうから慎重かつ安全が保てる距離まで行きました。
波も荒れていて写真で見るより高さも結構あるので落ちたらまず助からないでしょう。
最端の地に来ると良くも悪くも、生きるとか死ぬとかそういったことを、このように不思議と直感的に捉えられるのが最端の旅の魅力のひとつです。
結局は点(ピンポイント)で最南端をココだ!と体験できなかったので、第3位です。
そうはいってもこの瞬間全民間日本人の中で1番南に立っていたことは事実なので、少しばかりの優越感に浸れます。
ちなみに島は別記事で書くつもりがずっと(得意の)保留にしてるのですが、めちゃくちゃいい島です。
各地の海を見ていますが、ここは思わず声が出るほど海が綺麗でした。
動画では伝えきれないのが残念ですが、実際に見たら間違いなく感動します。
実物の「ハテルマブルー」すげぇや! pic.twitter.com/nbAv7SLOvR
— 乗り物天国 【乗り天】 (@NORITENCHANNEL) 2022年12月21日
波照間島はアクセスがすごく困難なので、気軽に行かずに綿密な計画を立てていくことをおススメします。
正確には海の状況によって島へのアクセスが制限されるので、予定通りに着いて、予定通りに帰ってくるのがかなり困難です。
日本の本当の最南端は沖ノ鳥島ですが、珊瑚礁が頭を出している状態でそれを保護するように、あの手この手で島として維持している状態です。
それに加えて他の国々からは島ではなく岩だという厳しい主張がされています。
珊瑚の成長を促す取り組みもされているようですから、今後沖ノ鳥島に堂々と民間人が住んだり漁業をしたりできるほどの島として発展するよう専門家に任せましょう。
ということで、やはり合法的に自由に民間人が行ける最南端の地、波照間島でした。
第2位
日本最北端
宗谷岬(北海道宗谷市)
言わずと知れた最端の地、宗谷岬。
全国からファンが訪れる有名スポットです。
最端の地ですが離島ではないことや、空港が近いことなど、比較的アクセスがよく、年越しをここで行うキャンパーやライダーもニュースなどで毎年目にします。
つまり、駐車場や食事処なんかも用意されていて、観光地化といってしまったら味気ないけど、灯台と記念碑だけがポツンとある最端の地とはひと味違うことは確かです。
東京から最北端は距離的にも案外近いんです。
海の向こう北側42km先にはサハリン(旧樺太)が。
以前は72時間以内の観光はビザ免除で、稚内からサハリンへの船が出ていたので簡単に海外へ渡れたのですが、現在は運行していないようです。
サハリンへ日本時代の旧樺太の名残を探しに行っておけばと後悔しています。
正確には北方領土の択捉島が最北端ですが、お決まりの理由でここ「宗谷岬」が日本の最北端です。
択捉島は日本としながら、民間の日本人は渡れないわけです。
※日本最北の地という観点では無人島の「弁天島」という無人島が宗谷岬より北にあります。
立ち入りの禁止こそされていないものの、行く手段がないため事実上自由に上陸できるのは野生のトドぐらいなので除外しました。
以前は民宿などが独自に弁天島ツアーを行なっていたようですが、現在は一切そのようなツアーは確認できず、宗谷岬から弁天島を眺めることが最大限のできることでしょう。
第1位
日本最西端
与那国島 西崎(沖縄県八重山郡与那国町)
ここだけは唯一何の前置きもなく日本最西端の地といえる場所です。
ここから西に行けば台湾がある。
互いに領土領海を争ってもいない。
至ってシンプルな話です。
台湾の最東端が与那国島と近いかというとそうではないのですが、多分与那国島から真西に進めばやがて台湾の宜蘭県あたりに着くでしょう。
とにかく日本の西は与那国島まで。
自他共に認める日本の最西端です。
裏面には各都市への距離が書いてありました。
東京に帰るよりも海外の都市に行く方が近いのに驚くばかり。
国内なのにずいぶん遠くまで来たものだと感じ、それと同時にこれ以上先進む道はないと思うと、「来てよかった」と何故だか分からないが達成感とも似て非なる喜びに近い感情が込み上げてくる。
ここは台湾まで111kmなの国境の島でもある。
普段東京で暮らしていて、あるいは島国である日本のほとんどの地域で暮らしてる皆さんが「国境」を強く意識することはあまりないだろう。
しかしここに来ると、本当に国境を強く感じさせられました。
その証拠に、立て看板にはEEZ(排他的経済水域)や大陸棚に間違っても触れてくれるなよ!!という趣旨のメッセージがあり、本当に手を伸ばせばうっかり届いてしまうような場所なのだ。
いかにここが日本の最西端かを思い知る。
そんな111km先で有事があれば与那国島も他人事ではないのは火を見るよりも明らかだ。
思うことはたくさんあるが、ひとことで表現するなら、有事はないに越したことはない。
しかし実際問題覚悟しておく必要もある。
最西端の地で西側を眺め、この先に大好きな台湾が本当にあるだなぁ。
そう思うとなんだか胸熱だった。
諸説あるが、条件の良い時には台湾の山が与那国側から見えるとか見えないとか。
台湾には富士山より高い山があるから、見えても不思議ではない。
台湾には何度も行ってるし、行くたびに魅力を発見できる大好きな場所のひとつだけど、こうして日本側から台湾の方角を1番近い場所から眺め、台湾の人々の生活や街の様子、その他様々なことを思い出し、台湾の地への想いを想像の中で最大限に膨らませる。
あえて台湾へは行かず、隣から眺めるそのさまは、幼き頃好きな人の近くや隣にいるだけで幸せになるような感覚にどことなく似ている気がした。
与那国を訪れた理由は最西端もあるが、何を隠そう台湾有事(台湾戦争)が気になって仕方がないからだ。
台湾に行くのは簡単だから、そこに台湾があることをまず実感したくて1番近くまで行き、本当に日本の目と鼻の先に台湾があることを自分の足をその地につけて感じておきたかった。
台湾がもし侵攻を受け戦闘状態になれば与那国島は戦闘の最前線になってしまう。
日本人として、人類として、戦争は絶対に経験したくない。
その危機感というものの考え方を、この与那国島の地に行って改めてより深く考えさせられた。
中途半端に書いて強い思想家だと勘違いされてもこまるので、この話はまた別のブログにも書く機会があればその時にしましょう。。
とにかく本当に行ってよかった。
このように日本の最端に行くと様々な問題や考え、気持ちの変化があったり、実際に見ることで様々なことの理解がとても深まります。
自分もアジアとヨーロッパの二重生活みたいな人生を歩んできたから大きな声では言えないけれど、やっぱり日本人として日本の素晴らしい場所を隅々まで味わい尽くす。
いや。。
しゃぶり尽くす勢いで、まず目の前のものから見て知っていきましょうよ。
あと、真面目な話あまりにも日本のこと知らないで勢いで海外行って、自分の国のことすらも答えられなければせっかく興味を持ってくれても会話も弾まないしね。
特にコロナ以降、旅の様式も色々変わったので改めて国内に目を向けることを強くお勧めします。
と、いうことで日本の最端の地、、
完全制覇しました〜!!
やった〜!
ドヤドヤ〜!
今回の移動距離は直線距離で無駄なく計算しても約6,600km!!
日本の最端制覇とスケールが大きいものでしたが、最端チャレンジ初心者の方はウォーミングアップ代わりに自分の住んでる都府県の最端とか、市区町村の最端あたりから始めるのも良いですね。
そのあと、九州の最端、四国の最端、本州の最端とか…
結構たくさんの最端がありますよ!
目指せ最端マスター!!
みなさんも是非チャレンジしてみてくださいね!!実際行かなきゃ少しも分からないですよ。
乗り物天国はみなさまの「最端活動」をブログ界の端っこから今日も応援しています。
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