自分が書くブログが何かはさておき、読むブログは興味のある分野、参考になる人、そしてコメディ枠。この3本柱だと思っています。
タンパク質、糖質、脂質みたいなもん。または、窒素、リン、カリウムみたいなもん。
興味、参考、コメディ。
バランス良く摂るのは難しく偏りがちです。
こんにちは。乗り物天国代表です。
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飛行機のトイレ。
いわゆるラバトリー。
スゥー…スコッ!!
って吸い込まれて行くう○ちの行方気になりません?
気になりますよね?
気にしてよ!
始まらねぇから。
何故スーゥ…スコっ!!なの?
誰でも1度流せば家のトイレとは明らかに違うと言う事はわかると思います。
「真空式」と言う方式のトイレで皆さんのうん○を吸い込んでくれます。
さて、この真空式のトイレと言うものは優れもので、通常家庭のトイレでは1度流せば数リットルの水を使います。
しかし、飛行機では搭載されている水も限られているのであまり無駄に水を使うわけには行きません。
また、自宅の水洗トイレがそのまま機内にある事を想像してみて下さい。
機内が大きく揺れたら便器から水がタプンタプンと飛び出してしまうかも?
真空式のメリットは何と言っても少量の水で皆さんの○んちを吸い込むことが出来ます。
その量、僅か200mlです。
そうそう銭湯で風呂上がりにグイッと飲む牛乳瓶1本分です!
肝心の吸い込み方ですが「気圧差」を生かして吸い込みます。
その前に少しトイレから脱線して機内の気圧のお話もしましょう。
気圧の世界
旅客機は「与圧」と言って機内は常に一定の圧力が保たれています。
飛行機の扉って分厚くて、ビシッと閉まるじゃないですか。
これ、ちょっとイメージ出来ないよって人は車でイメージしてみて下さい。
オンボロのポンコツのドアが「ペチン」って閉まって高速で走行したらピーピーと隙間風の音がします。
その点高級車は「ボフッ」と閉まり車内がシーンとします。
機密性が高いのを感じませんか?
それでもイメージ出来ないよって人は「圧力鍋」だと思っといて下さい。
そんな感じです。雑っ
何故与圧が必要なの?
通常高度が上がると気圧は下がり、人体には様々な影響が出ます。
台風が近づいて来ると頭が痛いとか体がだるいとか…
調子悪くなる人も多いんではないでしょうか?
低気圧です。
機内が高気圧なのかと言うとそうではないのですが、地上を1気圧とすると機内は0.8機圧に保たれています。
0.8気圧と言うと山登りに例えれば大体2,000m付近の感じです。
富士山の5号目あたりと言ったところでしょうか。
高度が高いと言う事は酸素も薄いと言う事です。
高地に長い時間いると引き起こされる高山病と言う症状は酸欠が原因です。
もし機内が与圧されていなくて、富士山の高さの3倍、地上1万メートル以上の高さを飛んでいれば高山病になる事は間違い無いでしょう。
ですから、仮に何らかのトラブルで与圧システムが働かなくなり急減圧が起きると操縦席では天井から酸素マスクを出すよう操作をしますが、それと同時に飛行機の高度を下げます。
これは約3,000m付近の高度まで下げる事で人体に影響がないようにする為です。
ここまで高度が下がれば長時間でなければ酸欠を起こす事もなく、飛行機は最寄りの空港や引き返す等その時々で最善の方法で地上を目指します。
そんな訳で与圧は生身の人間が1万メートル以上の上空を飛ぶ事には欠かせないとても大切なシステムなのです。
これが飛行機のトイレの仕組み!
そろそろ感の良い方はお気付きの事だろうと思いますが、飛行機のトイレはこの「気圧差」を上手く利用してうん○ち←を吸い込みます。(はみ出しました)
機内は与圧されているため「高気圧」トイレのタンクは与圧されていない為「低気圧」ですから、気圧差により物は気圧の高い方から低い方に押されます。
仮に飛行機の窓が突然割れたらどうなると思いますか??
強風が機内に吹き込んで来る?
いえいえ、逆です。
気圧の高い機内の物は人を含め気圧の低い機外に吸い込まれるように(押し出される)吹き飛びます。
空気でパンパンの風船やタイヤに穴が空いた時のような感じですね。
まさにこの原理を利用して、半ば天然の真空式トイレが実現しています。
おぉっと!
飛行機が地上にいる時もトイレって使えるよね??
って思った方、鋭いです。
大丈夫です。
高度が3,000mを切っている場合、人工的に真空状態を作り出す装置が働きます。
皆んながしたうんち○は吸い込まれた後タンクに溜められるわけなのですが、気圧のおかげで空気の流れは常に一方通行です。
これでタンクから臭いが逆流してくる事もないと言う一石二鳥な優れ物なのです。
ちなみにタンクに溜められた汚物はキチンと地上で回収します。
昔は機外にそのまま放出していたと言う事実もあるのですが、この話は割愛します。
あ、ちなみに高い高度を飛んでいる飛行機から機外にそのまま放出しても地上に降り注ぐ事はないのでご安心を。
ただ、何となくそれは嫌だけどね。
閉所・密閉空間・機密性
さてさて、本題の飛行機のトイレの仕組みのお話は簡単でしたがこれでおしまい。
皆さんは「閉所」だとか「密閉空間」だとか「機密性の高い場所」
好きですか?
苦手と言う人も多いはずです。
代表は何を隠そう大好きです。
これには理由があるんです。
実は代表相当な片頭痛持ちで、酷い時は嘔吐したりとちょっとしたその道のプロです。(ドヤァ)
検査はちゃんと受けて脳の神経や血管に異常はないのですが、痛いもんは痛いです。
当然市販の頭痛薬何かで治る物でもないので、片頭痛専用の薬を処方して貰って何年も片頭痛と付き合っています。
よく台風の前に頭が痛くなるって話を聞きますが、代表の場合分からなくもないですが、それが直接の引き金になるかと言うとそう言うわけではないです。
晴れている日でも、片頭痛に悩まされる日もあります。
気圧と頭痛
そこで考えてみたのですが、台風の前のような大きな気圧の変化だけでなく、晴れや雨、ちょっとした気圧の変化があると体調を崩すと言う仮説です。
と言うのも、高層ビルのような部屋に居れば機密性が高くさほど気圧の変化はなく調子がいいです。
飛行機なんかもそうです。
気圧こそ低いですが、乗っている限り先ほど言った通り一定ですから問題ないです。
それから心理的な物も大きいと思います。
機密性の高い空間、つまり密閉されている空間と言うのは守られていると言う心理が働きやすいので気持ちが安らぎます。
あ、あくまでも個人的な話ですよ。
二重扉の防音室とかに入った時にも安心感が得られますし、集中力が増す感じがします。
これは外の世界と、ある程度遮断された空間にいる事が自分にとっていいのかな?
と思っています。
気圧的にも心理的にも。
最後にISSのお話をして終わります。
ISSとは国際宇宙ステーションの事ですが、船内にいる時は当然1気圧に保たれています。
しかし船外に出ればそこは宇宙空間0気圧です。
ですから船外活動をする際に外は、いきなり外に出る訳には行きません。
船外に出るまでの手順をざっと説明します。
・ます船内全体のの気圧を0.7気圧に下げて12時間以上その状態を保ちます。
・宇宙服を着ます。
・宇宙服は0.3機圧に下げます。
これは船外で宇宙服が膨らんで作業の妨げにならないようにする為です。
エアロックと言われる空間があります。
2枚の機密扉が順番に並んでいて、1枚は船内に、1枚は船外に出入りする物です。
当然同時に2枚の扉を開ける事はありません。
・まず船内からエアロックに扉を開け閉めして向かいます。
・エアロック内の気圧を下げていき、宇宙空間と同じ状態にします。
・同じになったらエアロックから船外へと繋がる扉を開け閉めして船外へ出ます。
もし1枚扉でいきなり開けてしまったら、飛行機の窓が割れた時同様に宇宙空間に投げ出されてしまいますからね。
このような手順で手間をかけて宇宙空間に出る訳ですが、身体を環境に慣らしていくのも重要な事ですし、大きな気圧差には人間は工夫しないと対応出来ないと言う事ですね。
何故こんな話をしだしたかと言うと...
代表が欲しいのはエアロックであり、自由に気圧をコントロール出来る部屋なんだなと言う事がいいたかっただけです。笑
気圧って目に見えないけど面白いでしょ?
今度スペースX社の民間ロケットで宇宙に飛び立つ野口聡一宇宙飛行士の本にもこのあたりはわかりやすく書かれています。
今度飛行機に乗った時、機密性の場所に行った時、この話を思い出してくれたら嬉しいです。
皆さんの気圧にまつわるエピソードも是非聞かせて下さい。
って事で今日のまとめー!!
飛行機のトイレは割とエコ
人間には1気圧がちょうどいい
低気圧は不調のサイン
気圧を意識すると楽しい
気圧を支配したい
エアロックがある部屋に住みたい
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